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Constructivism 構成主義
構成主義って何?
ロシア革命前後に生まれた、芸術を社会や産業、政治的メッセージへ結びつける前衛運動です。斜め構図、赤黒白、写真と文字の合成によって、見る人に行動を促す強い視覚を作りました。
- 時代・潮流
- 1910年代-1920年代
ロシア革命前後に抽象形態を社会・産業・宣伝へ接続する動きが強まったため、ここでは「1910年代-1920年代」とした。

出典
リシツキーやロトチェンコの構成主義は、抽象形態を絵画の中に閉じず、ポスター、出版、展示、社会的メッセージへ展開した潮流です。斜めの力、写真や文字の統合、赤黒白の強い対比によって、見る人を行動へ動かす視覚言語を作りました。
- デザインの特徴
- 斜め構図、赤黒白、写真コラージュ、太い文字、緊張感。
- 代表的な人物・作家・参照文化
- El Lissitzky ロシア・ドイツ / 1890-1941
Beat the Whites with the Red Wedge - Alexander Rodchenko ロシア / 1891-1956
Books! ポスター - Varvara Stepanova ロシア / 1894-1958
Textile and sportswear designs
- El Lissitzky ロシア・ドイツ / 1890-1941

出典 / ライセンス
オランダの建築・芸術誌の表紙で、文字、円、矩形、余白が一つの建築的な画面として組み立てられています。シュプレマティスム由来の抽象形態を、出版物・タイポグラフィ・情報伝達へ接続している点で、構成主義の実用的な方向性をよく示します。

出典 / ライセンス
ロトチェンコが人物を三角形、円、台形などの幾何形態へ分解し、舞台衣装の構想として再構成した作品です。構成主義が絵画の平面だけでなく、演劇、身体、衣装、パフォーマンスへ広がっていたことを示しています。装飾的な曲線ではなく、構造を見せる形の組み立てが中心にあります。

出典
Varvara Stepanova(ヴァルヴァラ・ステパーノワ)は、人物を写実的な身体ではなく、線、面、角度、運動の構成として捉えました。この作品ではビリヤードをする人々が、幾何学的なパーツと動きのリズムとして組み立てられています。構成主義をロトチェンコだけでなく、舞台、衣服、身体、印刷へ広がる集団的な造形運動として見るために重要な例です。

出典
Aleksandr Mikhailovich Rodchenko(アレクサンドル・ミハイロヴィチ・ロトチェンコ)の《Lengiz. Books in All Branches of Knowledge》は、女性の写真、叫び声のように広がるタイポグラフィ、赤・黒・白の強い斜線を組み合わせた出版広告です。情報を静かに読ませるのではなく、見る人へ直接呼びかけて行動を促す点に、構成主義のポスター表現がよく表れています。
文房具カフェの視点
構成主義では、写真、活字、赤と黒の強い色面が印刷物の中で組み合わされました。文房具的に見ると、切り貼り、版下、活字組みが政治的メッセージを加速させた例です。紙面が単なる表現の場所ではなく、社会に向けて働きかける装置になっています。
アート史という点では、印象派くらいまではおおよその流れが直感的にもつかみやすいのですが、ポスト印象派以降、特にこの構成主義の時代あたりまで来ると、それぞれのジャンルや特徴を把握するのが困難になる人が多いですね。
なので、次のダダに行く前に、このあたりの流れを後ほどざっと整理しておきたいと思います。
次の章へ進む視点
構成主義への批判・対抗意識から次の潮流へ
構成主義は芸術を社会へ接続しましたが、政治的プロパガンダと結びつくことで、表現の自由が制度に従属する危うさも持ちました。その緊張は、バウハウスやスイス・スタイルの情報設計を考えるうえでも重要です。


























